こんにちは、健湧接骨院の江本です。
今回は、斜角筋症候群についてお話しします。

朝早く起きて1時間電車に揺られ、長時間のデスクワークや資料作成に追われていませんか?
週末にテニスなどでリフレッシュしようとするものの、首や肩に違和感を覚えることがある…。
こんな日常を過ごしている方には、特におすすめの記事です。


こんな症状でお困りではありませんか?

  • 慢性的な肩こりや首の痛みが取れない
  • 仕事中に腕や手がしびれることがある
  • 腕を持ち上げると肩や首に違和感を感じる
  • 右肩から首にかけて痛みを感じる
  • 腕を上げると指先までしびれる

これらの症状に心当たりがある方、この記事がお役に立てるかもしれません!


斜角筋症候群とは?

斜角筋症候群は、胸郭出口症候群の一種で、首の横にある「斜角筋(しゃかくきん)」が神経や血管を圧迫することで発症します。
腕や手のしびれ、首や肩の重だるさを引き起こすことがあり、適切なケアが必要です。


斜角筋とは?

斜角筋は首の横に位置し、前斜角筋中斜角筋後斜角筋の3つで構成されています。
これらの筋肉は呼吸を助ける働きを持ちますが、その間を以下の重要な構造が通っています:

  • 腕神経叢(わんしんけいそう):腕や手に信号を送る神経の束
  • 鎖骨下動脈:血液を流す主要な血管

斜角筋が硬くなったり緊張すると、これらが圧迫されて症状が引き起こされます。

斜角筋症候群の原因

日々の習慣が原因になることもあります。
斜角筋症候群を引き起こす要因として、次のようなものがあります

  1. 長時間の不良姿勢
    • 猫背やストレートネックで、首や肩に過度な負担がかかる。
  2. 筋肉の使い過ぎ
    • 重い荷物を持つ、首を酷使する運動や動作が原因。
  3. 外傷や交通事故
    • むち打ちなど、首に強い衝撃を受けた経験。
  4. 冷えやストレス
    • 血流が悪くなり、筋肉が硬直してしまう。

斜角筋症候群の症状

症状は首や肩だけでなく、腕や手にも広がることがあります。

よく見られる症状

  • 腕や手のしびれ:特に小指や薬指にしびれが現れやすい
  • 首や肩のコリ、痛み:深部の筋肉が引きつるような不快感
  • 腕の冷えや力の入りにくさ:血流が悪化して腕が冷たく感じる
  • 頭痛やめまい:首周りの血流不足で頭部に影響

斜角筋症候群の症状を軽減するには?

日々の生活の中で少し意識を変えるだけで、斜角筋症候群の予防につながります。
以下のポイントを参考に、首や肩の負担を軽減していきましょう。

1. 正しい姿勢を保つ

首や肩に負担をかけない姿勢を維持することが大切です。具体的には次の点に注意しましょう:

  • デスクワークの際のモニター位置
    モニターの高さを目線と同じ高さに設定し、画面を見る際に首を前に突き出さないようにします。ノートパソコンを使用する場合はスタンドを活用し、目線を上げる工夫をしてください。
  • 椅子に座るときの姿勢
    椅子の背もたれをしっかり利用し、腰を支えましょう。背筋を伸ばし、足の裏全体が床につくように座ると、自然と肩がリラックスした状態を保てます。
  • スマホを見るとき
    首を下に傾けすぎないよう、スマホを顔の高さまで持ち上げる癖をつけましょう。これにより、首への負担を大幅に軽減できます。

2. こまめなストレッチ

筋肉の緊張を防ぐために、定期的なストレッチが重要です。
特に以下のストレッチがおすすめです

  • 首の左右ストレッチ
    首をゆっくり右に倒し、左側の筋肉が伸びるのを感じながら10秒間キープ。その後、反対側も同様に行います。これを1日3セット行いましょう。
  • 肩回し
    両肩を上げ、後ろに回しながら下ろす動作を繰り返します。肩甲骨周りの筋肉がほぐれることで、血流が良くなります。
  • 首の前後ストレッチ
    首を前に倒し、顎を胸に近づけるようにします。その後、首を後ろに倒して天井を見る動作を行います。それぞれ10秒ずつキープしましょう。
  • デスクでできるストレッチ
    手を頭の後ろに組み、軽く後ろに引くようにして胸を開きます。デスクワーク中でも簡単に行えるリフレッシュ法です。

3. 重い荷物を避ける

荷物を持つ際の工夫も、斜角筋への負担を減らすためには有効です。

  • 左右均等に負担を分ける
    ショルダーバッグではなくリュックを使用すると、肩や首にかかる負担を均等に分散できます。
  • 荷物の持ち方を工夫する
    どうしても片手で持つ必要がある場合は、一定時間ごとに持つ手を変えるように意識しましょう。
  • 重い荷物は分ける
    無理に一度に持とうとせず、荷物を2回に分けて運ぶことで負担を減らします。

まとめ

今回のブログでは、斜角筋症候群による痛みや不快感が日常生活や体の動きに与える影響について、その対策法をご紹介しました。
これらのセルフケア方法は、継続して行うことが重要です。

痛みが出る前から取り組むことで効果が高まりますので、ぜひ日頃から実践してみてください。
首や肩周りの筋肉をケアし、血流を促進することで、首や腕の不快感が軽減し、日常生活の質を向上させることが期待できます。

斜角筋症候群の解消法を試すことで得られる効果

斜角筋の緊張をほぐすケアを行うことで、以下のような効果が期待できます

  • 首や肩の軽さが実感できる
  • 腕や手のしびれの軽減
  • 姿勢が良くなり、体全体の動きがスムーズになる

首や肩に負担をかけない方法を選ぶことで、快適な日常生活を送ることができるようになります。


ただし、斜角筋症候群の症状にはさまざまな原因やパターンがあるため、セルフケアだけでは改善しない場合もあります。
その場合は、早めにお近くの医療機関、柔道整復師や鍼灸師といった国家資格を持つ施術者が在籍する施設での診察を検討してください。

保健所に登録され許可を受けた施術所では、専門的な検査や症状の鑑別が可能です。
これにより、より効果的なケアを受けられる可能性が高まります。


健湧接骨院では、斜角筋症候群に対する施術を行っています

当院は保健所に登録し許可を受けた接骨院です。
斜角筋症候群による痛みや腕のしびれといったお悩みに対しても、丁寧なカウンセリングと個別の施術を通じて、症状改善をサポートいたします。

  • 症状の原因に合わせたアプローチ
  • 筋肉の緊張を緩める施術
  • 姿勢改善のアドバイスやセルフケアの指導

斜角筋症候群でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
お一人おひとりに合わせた最適なケアを提供し、快適な毎日をサポートいたします!

【柔道整復師 江本 直樹 監修】

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