こんにちは
横浜市都筑区の健湧接骨院の江本です。
今回は肘の痛みについて情報提供します。

最近、デスクワークや運転中に肘の内側に痛みやしびれを感じることはありませんか?
それが続くと、小指や薬指の感覚が鈍くなり、握力低下や細かい作業が難しくなることも…

これらの症状、実は『肘部管症候群』という神経障害が原因かもしれません。
放置してしまうと日常生活や仕事に支障をきたす可能性もありますが、適切な対処法で緩和が期待できます。

こんな肘の悩みにお困りではありませんか?

仕事で長時間デスクワークや運転をされる方にとって、肘の痛みやしびれは決して他人事ではありません。

『忙しい毎日の中で、この痛みをどうにかしたいけれど、どこで治療を受けるのが一番いいのか分からない』と悩まれている方も多いのではないでしょうか?

特に営業職の方は、効率的な時間管理と健康維持が仕事のパフォーマンスに直結しますよね。
だからこそ、一時的な対処ではなく、根本的な改善を目指す治療法を見つけることが重要です。

肘の痛みにお悩みであれば、最後までお読みください。

肘部管症候群の原因

肘部管症候群は、肘の内側にある「尺骨神経(しゃっこつしんけい)」が圧迫されたり、引っ張られたりすることで発生します。

この神経は、小指や薬指の感覚や動きをコントロールしており、問題が起きるとしびれや痛み、握力低下などの症状が現れます。

主な原因

  1. 長時間の肘の曲げ伸ばしや圧迫
    • デスクワークや運転などで肘を曲げた状態が続くと、神経が圧迫されやすくなります。
    • 肘を机や肘掛けに押し付ける姿勢もリスクとなります。
  2. 加齢や骨の変形
    • 年齢を重ねることで骨が変形したり、トンネル状の「肘部管」が狭くなることがあります。
  3. 過去のケガやスポーツ
    • 野球やゴルフなど、腕を酷使するスポーツで肘に負担がかかることがあります。
    • 過去に肘を骨折したり脱臼した場合、その後遺症で発症することもあります。
  4. 姿勢の悪さ
    • 長時間同じ姿勢でいることや、体に負担をかける姿勢が影響することがあります。

特に気をつけたいこと
長時間運転したりデスクワークを行う日々が続いてしまうことが要因として重なり、肘部管症候群を引き起こしている可能性があります。
このような生活習慣が原因である場合は、適切な治療とともに日常生活での姿勢改善も重要です。

肘部管症候群への対処法

肘部管症候群の原因に対処するためのセルフケアを、マッサージを除いて3つご紹介します。
これらは日常生活で簡単に取り入れられる方法なのでぜひやってみてください。

1. 肘を伸ばすストレッチ

  • 方法:
    1. 椅子に座り、腕を前にまっすぐ伸ばします。
    2. 手のひらを下向きにし、反対の手で指先を軽く押し下げます。
    3. 前腕の裏側が伸びているのを感じながら、20〜30秒キープします。
    4. 左右交互に行い、1日3セット行いましょう。
  • 効果: 肘部管周辺の筋肉や腱の柔軟性を高め、神経への圧迫を軽減します。

2. 肘の負担を減らす姿勢改善

  • 方法:
    • デスクワーク時は肘掛けや机に肘を押し付けないよう注意する。
    • キーボードやマウスの高さを調整し、肘が自然な角度(約90度)で曲がるようにする。
    • 運転中も肘掛けを使いすぎず、定期的に腕を動かして血流を促進する。
  • 効果: 肘部管への圧迫が減り、症状悪化を防ぎます。

3. 肘の休息とアイシング

  • 方法:
    • 長時間同じ姿勢で作業した後は、肘を伸ばしてリラックスさせる時間を作る。
    • 痛みや炎症がある場合は、氷嚢や冷却パックで肘周辺を15分程度冷やします(直接肌に当てないようタオルで包む)。
  • 効果: 炎症や腫れを抑え、神経への負担軽減につながります。

これらのセルフケアは日常生活で無理なく実践できる方法です。
継続することで症状の緩和が期待できますが、痛みが強い場合や改善が見られない場合は専門医や整体院での診察・治療をおすすめします。

まとめ

今回のブログでは、肘部管症候群による日常生活への支障について、その解決法をご紹介しました。
これらのセルフケア方法は継続して行うことが重要です。

痛みやしびれが強くなる前から取り組むと、より効果が期待できますので、日頃から実践してみてください。

肘周りの負担を軽減し、神経への圧迫を和らげることは、肘部管症候群の予防だけでなく、健康的な生活を保つ上でもとても大切です。

このケア方法を試すことで、症状を少しでも軽減できるかもしれません。
肘部管症候群による痛みやしびれを予防し、快適な日常を過ごすためにも、負担の少ないセルフケア方法を選ぶことが大切です。

ただし、肘部管症候群の症状は個人によって多様で、痛みやしびれが改善しない場合もあります。

その際は、お近くの医療機関や、柔道整復師や鍼灸師といった国家資格を取得し、保健所に登録している施術所・治療院に相談することをおすすめします。

保健所で許可を受けた施術所では、専門的な検査や症状の鑑別を実施できます。
必要に応じて適切な検査を受け、最善の方法を選んでいただければと思います。

当院は保健所に登録し、許可を受けた接骨院です。肘部管症候群のつらい症状もどうぞご相談ください。

時間をかけたカウンセリングと個別の施術方法で対応させていただきます。

【柔道整復師 江本 直樹 監修】

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