こんにちは
横浜市都筑区にある健湧接骨院の江本です
今回は足の悩みについての記事を書きました。
ブライダル業界など立ち仕事をされる方の多くが、長時間のハイヒール着用による足の痛みに悩まされています。
特にモートン病(Morton’s neuroma)は、ヒールを履く機会が多い職業において発症率が高い疾患の一つです。
これは、中足骨の間で神経が圧迫されることにより、慢性的な痛みやしびれを伴う病態です。
長時間の立ち仕事や職場を巡る際に感じる足の不快感は、単なる疲労ではなく、進行すると深刻な神経障害を引き起こす可能性があります。
お悩みではありませんか?
「仕事中、第三趾と第四趾の間に電撃のような痛みが走る」
「毎朝、靴を履くたびに足裏に小石が入っているような違和感を覚える」
このような症状を訴える立ち仕事の方は少なくありません。
10cmヒールを1時間着用するだけで足への負担がかなり増加するともいわれています。
また、加齢とともに足底脂肪が減少し、40代では20代に比べて萎縮が見られることが分かっています。
これらの要因が組み合わさることで、足の神経への圧迫が増し、慢性的な痛みやしびれが発生しやすくなります。
今回はその予防と対策法について説明します
足にお悩みであればぜひ最後までお読み下さい。
モートン病の原因とは?
モートン病の主な原因は、横アーチ(足の横方向のアーチ)の崩壊による神経圧迫です。
ハイヒールを履き続けることで、以下のような変化が生じることが確認されています。
深横中足靭帯の伸長
中足骨頭部の圧力上昇
趾神経の虚血時間増加
などが原因となり症状へと繋がりやすくなります。
「痛みのない足で、誇りを持って仕事を続けたい」
その願いを叶えるためには、適切な治療とケアが必要です。
当院では、初回施術後24時間以内の症状軽減率やエコー画像による客観的な評価データをもとに、最適な治療プランを提供しています。
ハイヒールなどによる足の痛みを「職業病」として諦めるのではなく、健康な足で自信を持って働ける未来を目指しましょう。
姿勢とモートン病
モートン病は、足の指の付け根にある神経が圧迫されることで痛みやしびれを引き起こします。
特に、ハイヒールの常用や中腰の作業など、つま先立ちの姿勢が長時間続くと発症リスクが高まります。
不良姿勢の一つである「Sway back姿勢」は、重心が後方に偏り、踵に体重がかかりやすくなります。
その結果、足の指が浮きやすくなり(浮趾)、足底のアーチが崩れることで、モートン病のリスクが増加する可能性があります。
そのため、適切な姿勢を維持し、足のアーチを支える筋肉を強化することが、モートン病の予防や症状の緩和に役立つと考えられます。
具体的には、足部内在筋(足の内部の筋肉)を鍛えるエクササイズや、ふくらはぎのストレッチなどが推奨されています。
モートン病の予防と対策
モートン病の予防と対策の中で、特に重要度の高い3つを選びました。
足のアーチを保つエクササイズを行う
モートン病の主な原因は、足の横アーチの崩れによる神経の圧迫です。
そのため、足底筋群を鍛え、アーチを維持することが最も重要になります。
ショートフットエクササイズ(土踏まずを引き上げるトレーニング)
タオルギャザーエクササイズ(タオルを足指でたぐり寄せる)
つま先立ち運動(足底筋を強化し、衝撃吸収力を高める)
これらを毎日少しずつでも継続することで、神経の圧迫を軽減し、モートン病の予防につながります。
適切な靴を選ぶ
ヒールの高い靴や、足の形に合わない靴を履き続けると、足の神経が圧迫されやすくなります。
靴選びのポイント
ヒールの高さは3cm程度まで
つま先が広めの靴を選ぶ(足指が自由に動かせるもの)
インソールを活用し、横アーチをサポートする
職業柄ハイヒールを履く必要がある場合は、通勤時や休憩時間に履き替えることで足の負担を軽減できます。
足のストレッチとマッサージ
足底の筋肉や靭帯が硬くなると、神経への圧迫が増し、症状が悪化しやすくなります。
そのため、ストレッチやマッサージで筋肉を柔軟に保つことが重要です。
有効なストレッチとケア
足指ストレッチ(足指を手で反らせて神経の圧迫を緩和)
ふくらはぎストレッチ(アキレス腱を伸ばし、足底への負担を軽減)
ゴルフボールやクッションで足裏マッサージ(血流を改善し、神経圧迫を緩和)
気をつけたいこと
モートン病の予防と改善には、以下の3つが特に重要です。
足のアーチを維持するエクササイズ(足底筋を鍛え、神経の圧迫を防ぐ)
適切な靴の選択(ヒールの高さを抑え、足指が動く靴を選ぶ)
足のストレッチとマッサージ(筋肉を柔軟に保ち、血流を改善)
これらを実践することで、足の負担を軽減し、痛みのない健康な足を維持することが可能になります。
まとめ
今回のブログでは、モートン病が日常生活に及ぼす影響について、その対策をご紹介しました。
モートン病のセルフケアは、継続的に行うことが重要です。
痛みが出る前から適切なケアを始めることで、予防効果が高まります。
特に、足のアーチを維持し、足底の筋肉を柔軟に保つことは、神経への圧迫を軽減し、症状の進行を防ぐ上で非常に大切です。
このセルフケアを実践することで、足の痛みやしびれのトラブルを軽減できる可能性があります。
モートン病の発症や悪化を防ぎ、快適な歩行や仕事を続けるためにも、負担の少ないケア方法を選び、日常生活に取り入れてみてください。
専門的な診察が必要な場合
ただし、モートン病の症状には個人差があり、セルフケアだけでは改善しない場合もあります。
その場合は、お近くの医療機関や、柔道整復師・鍼灸師などの国家資格を持ち、保健所に登録されている施術所や治療院に相談することを推奨します。
保健所の許可を受けた施術所では、専門的な評価や鑑別診断を実施し、適切な治療方針を提案することが可能です。
必要に応じて適切な検査を受け、最適な治療法を選択することをおすすめします。
当院は、保健所に登録・許可を受けた接骨院です。
モートン病による足の痛みやしびれに関するお悩みも、お気軽にご相談ください。
時間をかけたカウンセリングと個別の施術プランで、症状の改善をサポートいたします。
【柔道整復師 江本 直樹 監修】
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