こんにちは、健湧整骨院の江本直樹です。
今回は、卒業式が心配な親御さんに向けて、座りっぱなしで悪化する腰痛の改善方法についてお話しします。
まずは、長時間座ると腰痛が悪化するのはどんな人なのか?ということを見ていきましょう。
一般的に、長時間座ると腰痛が悪化する人は以下のような特徴があります。
長時間座ると腰痛が悪化するのはどんな人なのか?・デスクワークや運転などで同じ姿勢を続けることが多い
・骨盤周りや背中の筋肉が硬くなっている
・姿勢が悪く、前かがみや反り腰になっている
これらの特徴を持つ人は、長時間座ることで血流が悪くなり、筋肉や神経に負担がかかります。
その結果、腰痛を引き起こしたり、もともとの腰痛を悪化させたりします。
座りっぱなしで腰痛になったらやってはいけない間違った対処法
では、座りっぱなしで腰痛になったらどうすれば良いのでしょうか?
まずは、間違った方法をご紹介しますので、絶対にやらないようにしてください。
・無理に背筋を伸ばす
・ベルトやコルセットで固定する
・湿布やマッサージだけで済ませる
これらの対処法は一時的に楽に感じるかもしれませんが、根本的な解決にはつながりません。
むしろ、筋肉や関節を固定して動きを制限したり、血行不良を招いたりすることで、さらに腰痛を悪化させる可能性すらあります。
座りっぱなしで腰痛になる本当の原因とは?体の歪みが関係している?
それでは、座りっぱなしで腰痛になる本当の原因とは何でしょうか?
実は、体全体の歪みが大きく関係しています。
体全体の歪みというと難しく感じるかもしれませんが、要するに骨格や筋肉バランスが崩れています。
例えば以下のようです。
・頭部から首・肩・背中・骨盤までが曲がってしまっている
・左右非対称(片方だけ高さや大きさ等)だから重心位置もズレている
・日々の仕事や運動で同じ側ばかりを使っていて、疲れがたまっている
などです。
さらに卒業式では、長時間座っていることが多くなりますよね。
実は、座っているときに腰にかかる負担は立っているときの約1.5倍にもなります。
特に、姿勢が悪かったり、背もたれやクッションが不十分だったりすると、さらに負担が増します。
このようにして腰に過度な圧力がかかると、血流が悪くなり、筋肉がこわばって硬くなります。
これは筋力低下を招き、腰を支える力が弱くなります。
そこに長時間同じ姿勢を続けてしまうと、体全体のバランスが崩れて歪んでしまいます。
これが腰痛を引き起こしてしまうのです。
腰痛を改善する家でもできるケア方法
では、どうすれば腰痛を防げるのでしょうか?
ここからは、座りっぱなしで腰痛が酷くならないように家でもできるケア方法をお伝えします。
これらのケア方法は、血流を良くして筋肉や神経の緊張をほぐし、骨盤や背骨の歪みを整えることが目的です。
以下のケア方法を試してみてください。
ストレッチ 長時間座っていると筋肉が硬くなってしまうので、定期的にストレッチを行うことが大切です。
特に、腰痛に効果的なストレッチは以下の3つです。
・仰向けに寝て両足を手で抱え込んで、しばらくそのままの姿勢を保つ
・仰向けに寝て片足ずつ交互に胸にゆっくりと引き寄せる
・仰向けに寝て両足を立てて両膝を左右にゆっくり倒す
これらのストレッチは、腰の可動域を広げて歪みを解消します。
・ウォーキング
ウォーキングは、全身の血流や代謝を高めるだけでなく、骨盤や背骨の位置も正しく保つことができます。
ウォーキングする際は以下のポイントに注意してください。
・姿勢は背筋を伸ばして前かがみにならない
・歩幅は小さくして、スピードは速め
・かかとから着地して、つま先から押し出すように歩く
これらの正しい歩行動作で筋肉バランスや関節バランスを整えます。
・温冷交代浴
温冷交代浴とは、温水と冷水で交互に体部位(今回は腰)にシャワーをかけておこないます。
この方法は、血管が収縮したり拡張したりすることで血流が促進されます。
また、神経も刺激されて痛みも和らぎます。
以上が今回お伝えしたかった内容です。
最後に
もしこれらのケア方法だけでは不安だったり効果が感じられなかったりした場合は、当院でも診察しておりますので、いつでもご相談ください。
都筑区仲町台にある健湧接骨院の診療時間は、月曜日から金曜日は10時から20時まで、土曜日は10時から18時までです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
卒業式まであと少しですね。子供さんも親御さんも笑顔で卒業式を迎えられるように応援しています!
【柔道整復師 江本 直樹 監修】