こんにちは、横浜市都筑区にある健湧接骨院の江本です。

今回は患者様からのご相談を元に対策法を書きました。
内容は外反母趾について記事です。


外反母趾がじつは腰痛の原因になってしまうことがあります。
外反母趾に悩んでいる方の中には、足の痛みや形の問題だけでなく、慢性的な腰痛に悩んでいる方も少なくありません。

つま先と腰痛には意外な関係があります。
足元のトラブルが全身のバランスに影響を与え、なぜ痛みを引き起こす仕組みをお伝えしたいと思います。


2. 外反母趾でこのようなの悩みはありませんか?


外反母趾でよく聞く悩みとして、次のようなものがあります。

  • サポーターやテーピングを試しても効果を感じられない
  • 継続的にケアできず途中で諦めてしまう
  • 病院で手術を提案されたが不安で進められない

こうした悩みを抱えたまま放置しておくと、足だけでなく腰や肩にまで痛みが広がることがあります。
早めに対処することが大切です。

もし、上記のお悩みも抱えているのであれば腰の辛さも出始めているかもしれません。
そうであれば最後までお読みいただければお役に立てるのかと思います。


3. 足のアーチの崩れと姿勢不良の関係性

足のアーチの崩れや日常生活の習慣が大きな要因

外反母趾は、足の親指が内側に曲がり、付け根の関節が外側に突出する症状です。この症状には、いくつかの主な原因が関係しています。

1. 足のアーチの崩れ

足には3つのアーチ(内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチ)があり、これらが体重を支える重要な役割を果たしています。
しかし、以下の要因によってアーチが崩れると、外反母趾のリスクが高まります。

  • 扁平足(土踏まずが低下)
    アーチが平らになり、足全体のバランスが不安定になります。その結果、親指の付け根部分に負担が集中します。
  • 横アーチの低下
    足の幅が広がり、親指の根元部分が外側に押し出されるようになります。この状態が続くことで、外反母趾が進行します。

2. 靴の影響

靴の選び方も外反母趾の大きな原因のひとつです。
特に以下のような靴は、症状を悪化させる可能性があります。

  • 先の細い靴
    親指が圧迫され、正常な位置を保てなくなります。
  • ハイヒール
    足の前方部分に体重が集中し、親指の付け根に過剰な負担がかかります。

3. 遺伝的要因

外反母趾は家族内で見られることが多く、遺伝的な骨格の特徴(扁平足や過剰な柔軟性など)がリスクを高める要因ともされています。

4. 歩き方のクセ

正しい歩き方ができていない場合、親指に偏った負担がかかりやすくなります。以下のような歩き方は、外反母趾の進行を促す可能性があります。

  • つま先に重心を置く歩き方
  • 内側または外側に偏った足の使い方

5. 体重の増加

体重が増えると、足全体にかかる負担も増加します。特に親指の付け根部分に負担が集中しやすくなり、外反母趾の進行に影響を与えます。


外反母趾の原因は複数の要素が絡み合う

外反母趾は、足のアーチの崩れだけでなく、靴の選び方や歩き方、遺伝的要因など、さまざまな要因が絡み合って発生します。
そのため、一つの原因だけに対処するのではなく、足元から生活習慣全体を見直すことが重要です。
そして足のバランスの崩れによって姿勢不良へとつながります。


姿勢不良が慢性腰痛へ

姿勢不良は、外反母趾による足のアーチの崩れが引き金となり、腰痛を引き起こす要因となります。
足元が崩れることで、全身に次のような悪影響が波及します。

姿勢不良から腰痛が発生する仕組み

  1. 重心の乱れ
    足元が不安定になると、体全体の重心がずれ、バランスを取るために腰や骨盤が過剰に動きます。この状態が続くと、腰周りの筋肉が慢性的に緊張し、腰痛が発生します。
  2. 骨盤の歪み
    足元のトラブルは骨盤の歪みにつながり、これが背骨全体に影響を与えます。骨盤が前後や左右に傾くと、背骨の自然なカーブが崩れ、腰椎部分に過剰な負荷がかかります。
  3. 背骨全体への影響
    骨盤が歪むと、それを支える背骨がバランスを取るために不自然な形になります。これが腰椎部分に集中した負担となり、慢性的な腰痛や違和感を引き起こします。

特に影響を受けやすい人

  • 長時間立ち仕事をする方
  • デスクワークが多く、同じ姿勢を長時間続ける方
  • 日常的に運動不足の方

姿勢不良の放置が引き起こすさらなるリスク

姿勢不良を改善せず放置すると、腰痛だけでなく肩こりや頭痛、膝の痛みなどの症状が現れる可能性があります。これらの症状は、全て足元から始まる体のバランスの乱れが原因となっている場合が多いのです。

方は、この影響が大きく現れる傾向にあります。足元から全身のバランスを整えることで、慢性腰痛の改善が期待できます。

足のアーチを守るための具体的な対策方法

正しい靴選びを心がける

アドバイス:
足に合わない靴は外反母趾を悪化させる大きな要因です。次のポイントを押さえた靴選びを行いましょう。

  • つま先にゆとりがある靴を選ぶ:足指が圧迫されない設計のものを選びます。
  • かかとが低い靴を選ぶ:ハイヒールは避け、ヒールの高さが3cm未満の靴が理想的です。
  • クッション性のある靴底:足裏全体の衝撃を吸収する靴底のデザインを選ぶことで、負担を軽減できます。

対策:
足の形に合った靴が見つからない場合は、靴の中に入れるインソール(足底板)を活用するのもおすすめです。特に土踏まずをサポートするタイプのインソールは、アーチを保つのに効果的です。


2. 足のエクササイズを取り入れる

アドバイス:
足の筋力を鍛えることで、アーチの崩れを予防し、外反母趾の進行を抑えることができます。以下のエクササイズを日常的に取り入れましょう。

  • タオルギャザー運動:足の指でタオルをつかみ、引き寄せる運動です。土踏まずを鍛える効果があります。
  • 足指ジャンケン:足の指でグー・チョキ・パーの動きをすることで、足指の可動域を広げます。
  • つま先立ち運動:ふくらはぎや足底筋を鍛えることで、足の安定性を向上させます。

対策:
これらのエクササイズは1日5分程度でも効果が期待できるため、無理なく続けられる範囲で実践しましょう。


3. 歩き方を見直す

アドバイス:
日々の歩き方を改善することで、外反母趾や姿勢不良の進行を抑えることができます。正しい歩き方を意識しましょう。

  • かかとから着地し、つま先で蹴り出す:足全体を使うことで、親指の負担を軽減します。
  • 左右の重心を均等に保つ:片足に偏った歩き方を避け、体全体のバランスを整えます。
  • 歩幅を広げすぎない:無理に大股で歩くと、足裏の負担が増えます。適切な歩幅を心がけましょう。

対策:
自分の歩き方が分からない場合は、専門家のアドバイスを受けるのも良い方法です。当院では、歩き方の指導や個別アドバイスを提供しています。


足のトラブルから腰痛にならないようにするために


今回のブログでは、外反母趾と腰痛による日常生活の支障について、その対策法をご紹介しました。

これらのセルフケア方法は継続して行うことが重要です。



痛みが出る前から取り組むことで効果が高まりますので、日頃から実践してみてください。

つま先の対策で骨盤周りや体幹の筋肉の動きを良くすることは、体の健康を保つ上でもとても大切です。



この解消法を試すことで、少しは軽減することもできるのではないでしょうか。


足に負担をかけない方法を選ぶことで、健康的に過ごせるようにしましょう。



ただし、外反母趾にはさまざまな痛みのパターンがありますので、症状が改善しない場合もあります。


その場合はお近くの医療機関、柔道整復師や鍼灸師といった国家資格を取得して保健所に登録している(接骨院や鍼灸院の看板を出している)施術所もしくは治療院に行っていただくことを推奨します。



保健所で許可を受けることで、施術所内での専門的な検査や鑑別法をすることができます。

それも踏まえて、検査などが必要になることも考え、行き先を決めていただけたらと思います。



当院は保健所に登録して許可を受けた接骨院です。腰痛の辛さもご相談ください。

時間をかけたカウンセリングと個別の施術方法で対応させていただきます。

【柔道整復師 江本 直樹 監修】

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